来客時に困らない!お茶とお茶菓子のスマートな出し方
2021.12.17(Fri)
足を運んでくださったお客様に、もてなしの心でお茶とお茶菓子をお出しする。
そして、その出し方がスマートだったら、とても素敵ですよね。
たかが、お茶とお茶菓子、されど、お茶とお茶菓子です。
今回は、来客時に困らないための、
お茶とお茶菓子の出し方についてご紹介していきます。
お茶とお茶菓子の出し方
お茶は淹れた後に、湯呑みの底を軽く拭き、
湯呑みと茶卓を別々にお盆にのせて運びます。
これは、運んでいる間にお茶がこぼれて茶卓が濡れるのを避けるためです。
お盆は一旦サイドテーブルやテーブルの下座に置き、
湯呑みを茶卓にのせて、上座から順番にお出しします。
その際に、お客様の右側から「失礼します」と声をかけて、両手でお出しします。
木目調の茶卓の場合は、木目がお客様と平行になるように気をつけましょう。
湯呑みに絵柄がある場合は、お客様に絵柄を向けてお出しします。
そして、お茶菓子はお客様の左、お茶は右に置きましょう。
お茶菓子から先に置き、個包装の場合は外しておくのが良いでしょう。
また、お皿が汚れそうであれば、敷紙を使用することをオススメします。
お茶とお茶菓子を一緒に運ぶ場合、
どちらからお出ししたら良いか悩んでしまいますが、
先にお出ししたものの上を通過する「袖越し」にならないように
気をつければ大丈夫です。
こんな時はどうしたらいい?Q&A
Q1. 上座の位置は?
入り口から一番遠い席が上座、入り口に一番近い席が下座となります。
Q2. お茶やお茶菓子を置く場所が、テーブルにない場合は?
打ち合わせなどで資料などを広げている場合は、
「こちらでよろしいでしょうか?」と聞いて、邪魔にならないところに置きましょう。
Q3. スペースがなく、右側から出せない場合は?
右側からお出しすることができない場合は、無理せず左からお出ししましょう。
Q4. お茶を出してから、時間が経過した場合は?
お茶をお出ししてから1時間以上経ったら、
1回目のお茶とは違うお茶をお出ししましょう。
打ち合わせなどの時は、何度も入室せず、
2回目のお茶をお出しする時に、1回目の湯呑みを下げましょう。
Q5. お土産にいただいたお菓子は、お出しした方が良い?
会社では、いただいたお土産をお出しするのは原則NGとなっています。
ただし、長時間置いておくことができないアイスなどは、
いただいても良いか了承を得てお出しすることができます。
自宅では、ケーキなどすぐ食べられるものは、
一緒にいただくのが礼儀とされています。
こちらで用意していたお茶菓子と被った場合は、
いただいたお土産を優先させるのが良いでしょう。
まとめ
今回は、お茶とお茶菓子の出し方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ご紹介してきたポイントをおさえつつ、
憩いの時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
静岡茶商工業協同組合が運営している「一茶」では、
選りすぐりのお茶をご紹介しています。
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
※一茶については、こちらをご覧ください。