臨済寺での献茶式に参加しました
2021.05.14(Fri)
4月28日(水)に静岡市葵区にある臨済寺で、厳かな雰囲気の中、
献茶式が行われました。
日本の茶祖である栄西禅師、聖一国師、大応国師の三国師に新茶を献上し、
静岡市の茶業の発展を祈願しました。
式は1948年から続いており、今年で74回目の開催。
静岡市の田辺市長をはじめ、市内の茶業関係者ら50人が参加しました。
田辺市長からは、担い手の高齢化や茶価の低迷といった課題を上げ、
「時代に即した形で消費を拡大していくことが重要。
令和のこの時代にも本山茶、静岡茶産業を盛り上げていきたい」
とのお言葉をいただきました。
毎年、静岡市ではこの臨済寺で献茶式が行われています。
臨済寺には茶祖堂というものがあり、そこには三茶祖と呼ばれる三国師像が安置されています。
日本で初めて茶を栽培した栄西禅師、静岡出身で静岡で茶の栽培を広めた聖一国師、
喫茶儀礼を伝えた大応国師。
この偉大な3人の高僧に感謝を伝えるため、この臨済寺で献茶式が行われています。
今となっては当たり前に存在するお茶を日本・静岡に伝えてくれた高僧、
そしてその歴史を継承してくださっている全ての方々への感謝を忘れず、
お茶を楽しんでいきたいですね。